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自宅で保険の書類を前に、電話で保険会社と話している男性
事故・保険2026年9月10日約7分

事故のあと保険会社に言われがちな5つのこと|提携工場へ・代車は出ない、の本当の意味

「提携工場をご案内します」「過失があるので代車は出せません」「修理費は時価額までです」。事故のあと保険会社から言われがちな5つの言葉を、鵜呑みにせず正しく受け取るための整理。二宮で事故対応と代車を扱う自動車店が解説します。

事故のあと、保険会社の担当者は落ち着いた声で、慣れた言葉をいくつか並べます。「提携工場をご案内します」「過失割合があるので代車は出せません」「修理費は時価額までになります」。どれも嘘ではありません。ただ、言葉の受け取り方を間違えると、本来使えたはずの選択肢を自分から手放してしまうことがあります。保険会社は加害者側にも被害者側にもいて、それぞれの立場で合理的に動いている、という前提で聞くのがコツです。神奈川県二宮町で事故対応と代車を扱っている自動車店として、よく耳にする5つの言葉を、その背景と一緒に整理します。

1.「提携工場をご案内します」

最初に言われることが多いのがこれです。保険会社には提携している修理工場のネットワークがあり、そこへ案内するのが担当者の標準的な動きです。提携工場は工賃や進め方に取り決めがあるため、保険会社にとってはやりとりが速く、修理費も一定の範囲に収まりやすい。合理的な仕組みです。

ただし、これは「案内」であって「指示」ではありません。修理先を決めるのは車の所有者で、提携工場に出す義務はありません。ふだん整備を頼んでいる工場や、家の近くの工場で直したいなら、「修理先は自分で決めます」と伝えれば済みます。自分で選んだ工場でも、工場と保険会社のアジャスターが修理の範囲と金額を協定すれば、保険から修理費は支払われます。修理先の選び方と代車の関係は「事故の修理工場は自分で選べる」の記事で詳しく書きました。

2.「過失割合があるので、代車は出せません」

相手の保険会社から言われる言葉です。事故の代車費用は、相手が与えた損害の賠償として支払われます。だから自分にも過失があれば、その割合の分は相手の保険から出ない。ここまでは正しい説明です。

受け取り方を間違えやすいのは、「出せない」が「全額は出せない」という意味だという点です。たとえば過失が3対7なら、相手の保険は代車料の7割を負担するのが原則で、残りの3割をどうするかが問題になります。自分の保険に代車費用特約が付いていればそこで補えますし、なければ一部を自己負担して代車を使うという選択もあります。「代車なし」しか選べないわけではありません。実際の配分の例は、事故対応と代車の専用ページで数字を使って説明しています。

3.「修理費は、時価額までしか出せません」

年式の古い車で言われやすい言葉です。対物賠償は、原則として被害を受けた車の時価額が上限になります。修理費が時価額を超えると「経済的全損」という扱いになり、時価額までしか賠償されない、という整理です。これも仕組みとしては正しい。

ただ、ここには2つの余地があります。1つは、相手の保険に「対物超過修理費用特約」が付いていれば、時価額を超える分の修理費が上乗せで支払われる場合があること。もう1つは、提示された時価額そのものが「同じような車を買い直すのに必要な金額」と食い違っていることがあり、根拠を示せば交渉の余地があることです。最初に提示された時価額は出発点であって、動かない数字とは限りません。詳しくは「経済的全損でも諦めない」の記事にまとめています。

4.「過失割合は、○対○になります」

過失割合は、過去の裁判例をもとにした基準で、事故の型ごとに基本の割合が決まっており、そこに個別の事情(速度、合図の有無、見通しなど)で修正が加わる、というのが一般的な考え方です。保険会社の担当者は、この基準に事故の状況を当てはめて割合を提示します。

ここで知っておいてほしいのは、提示された割合は保険会社同士の話し合いの出発点で、事故の状況の受け止め方が違えば変わりうる、ということです。ドライブレコーダーの映像や現場の写真、相手の証言と食い違う点があれば、それを自分の保険会社の担当者に伝えてください。自分に過失がない「もらい事故」の場合は、自分の保険会社が相手と交渉できない(示談交渉サービスの対象外になる)ことが一般的で、そのときは弁護士費用特約が役に立ちます。過失割合や賠償額そのものの交渉・示談の代理は弁護士だけに認められた仕事なので、納得できないときは特約の有無を確認して、弁護士に相談するのが近道です。

5.「代車は、そろそろお返しください」

修理が長引いているときに、相手の保険会社から言われることがあります。賠償の対象になる代車の期間は「修理に必要な相当の期間」が目安で、無期限ではありません。保険会社が期間を気にするのは、代車料が日数で膨らむからで、これも立場としては自然です。

ただし、修理が長引いている理由が部品の入荷待ちや保険会社側の確認待ちなど、持ち主の責任ではない事情なら、その期間は相当な期間に含まれると考えるのが一般的です。ここで効いてくるのが修理工場の役割で、「何の部品が、いつ入る予定で、あと何日かかるか」を工場から保険会社に説明できれば、話は通りやすくなります。逆に、持ち主が伝言役になっていると、期間の根拠がうまく伝わらず、押し切られることがあります。

共通するのは「相手の合理性」と「自分の選択肢」を分けること

5つの言葉に共通しているのは、どれも保険会社の立場からは合理的で、嘘ではないということです。だから怒る必要はありません。必要なのは、その言葉の裏にある「自分にはどんな選択肢が残っているか」を知っておくことです。修理先は選べる。代車は配分の問題。時価額は出発点。過失割合も出発点。代車の期間は根拠しだい。この5つを頭に置いて電話に出るだけで、会話の主導権がだいぶ変わります。

そして、修理の範囲や代車の必要性、修理期間の根拠といった「車の事実」の部分は、持ち主が説明するより、修理工場が保険会社に直接説明したほうが正確に伝わります。事故対応に慣れた工場を選ぶことが、結局いちばんの近道です。

神奈川西部なら、当社が保険会社と直接やりとりします

株式会社たまは、二宮町を拠点に、事故車の修理受け入れと代車の提供を一つの窓口で行っています。代車は15台を保有し、損害保険会社とのやりとりは各社と当社が直接行います。修理範囲の協定、代車の必要性や期間の説明、部品の入荷状況の共有まで、工場として伝えるべきことは当社から伝えます。板金塗装は提携の専門工場で行い、当社が窓口として品質と進行を管理します。動かせない車は神奈川県内であれば引き取りに伺います。

過失割合があって代車の扱いに困っているケースも、これまでの事故対応の経験をもとに、どういう方法が取れるかを一緒に確認します。なお、賠償金額や過失割合そのものの交渉・示談の代理は弁護士の業務です。当社は修理と代車の事実の面からお客様を支え、必要に応じて弁護士費用特約の利用をご案内します。二宮・大磯・平塚・小田原・秦野で事故に遭われたら、まず状況を聞かせてください。

事故対応・代車のご案内を見る事故直後にやることの順番と、過失割合ありの代車の考え方

保険の取り扱いや特約の内容は、保険会社・契約・事故の状況によって異なります。最終的な判断は、ご加入の保険会社や契約内容、必要に応じて弁護士へのご確認をおすすめします。

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よくある質問

Q. 保険会社に「提携工場へ」と言われたら、従わないといけませんか?

A. いいえ。提携工場の案内はおすすめであって指示ではなく、修理先を決めるのは車の所有者です。自分で選んだ工場でも、工場と保険会社のアジャスターが修理範囲と金額を協定すれば、保険から修理費は支払われます。

Q. 「過失があるので代車は出せない」と言われました。本当に使えませんか?

A. 「全額は出せない」という意味です。相手の保険は相手の過失割合の分を負担するのが原則で、残りは自分の代車費用特約や一部自己負担で補って代車を使えるケースがあります。

Q. 保険会社が提示した過失割合に納得できません。どうすればいいですか?

A. 提示された割合は話し合いの出発点です。ドライブレコーダーの映像や写真など、状況が異なる根拠があれば自分の保険会社に伝えてください。もらい事故で自分の保険会社が交渉できない場合や、話がまとまらない場合は、弁護士費用特約の有無を確認して弁護士に相談するのが近道です。

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