タマ自動車
晴れた日に自動車店の前へ停まる白いテスラ風の電気SUV
テスラ・カスタム2026年6月26日約8分

テスラModel Yの乗り心地を改善|ばたつき対策とFSDの話

テスラModel Yの乗り心地が硬い・ばたつくと感じる理由と、TEIN製ショックへの交換による改善方法を解説。アンビエントライト施工や、カメラのみで自動運転(FSD)を目指すテスラの仕組みまで、二宮の自動車店がわかりやすく紹介します。

テスラは魅力的なクルマですが、実際に所有・運転してみると「乗り心地が少しばたつく」「内装が少し寂しい」と感じる方は少なくありません。当社(タマ自動車/株式会社たま)は、代車としてもお使いいただけるテスラModel Yを実際に所有し、こうした“テスラのネック”に独自の対策を施しています。この記事では、その具体的な対策と、テスラだけが進める「カメラのみの自動運転(FSD)」の仕組みまで、できるだけかみ砕いてご紹介します。

テスラの乗り心地はなぜ「ばたつく」のか

テスラに乗って多くの人が最初に感じるのが、路面の細かい段差を拾う独特の硬さや、突き上げ感です。これは欠陥ではなく、設計上いくつかの理由が重なって起きています。

  • 床下に重いバッテリーを敷き詰めているため、重心は低い一方で車重が大きい
  • 重い車体を支え、機敏な走りを出すために、サスペンションが比較的硬めにセットされている
  • 大径ホイールと扁平率の低い(薄い)タイヤが、路面の凹凸を伝えやすい

つまり「スポーティで安定した走り」と引き換えに、街乗りでは硬さやばたつきとして感じられやすい、というのが背景です。性格としての硬さなので、空気圧の調整だけで完全に解消するのは難しい部分があります。

当社の対策①:TEIN製ショックへの交換

そこで当社のテスラModel Yでは、足回りの要であるショックアブソーバー(減衰を生む部品)を、日本のサスペンションメーカーであるTEIN(テイン)製に交換しています。ショックは、バネが縮んだり伸びたりする動きにブレーキをかけ、揺れの収まり方をコントロールする部品です。ここを見直すことで、同じバネでも乗り味は大きく変わります。

整備工場でリフトアップした電気SUVの足回りを点検する整備士
足回りのショックアブソーバーを見直すと、揺れの収まり方が変わります

ねらいは「乗り心地を犠牲にせず、ばたつきだけを抑える」ことです。純正の安定感は残しつつ、段差を越えたあとの揺れを早く収め、フワフワ・ゴツゴツの両極端を和らげる方向で仕上げます。どんな路面・使い方を重視するかで最適なセッティングは変わるため、実車で確かめながら調整していくのがポイントです。

当社の対策②:アンビエントライトの追加

テスラの内装はシンプルで上質ですが、夜間はやや無機質に感じることがあります。そこで当社では、ダッシュボードやドアトリムに沿って柔らかく光るアンビエントライト(間接照明)を追加し、夜のドライブの雰囲気を一段引き上げています。

夜、間接照明が灯る電気自動車の上質な車内
アンビエントライトで夜の車内の印象が大きく変わります

ただし新型テスラは低電圧系の電圧が特殊なため、市販品をそのまま付けると不具合の原因になることがあります。電装の追加は車両の仕組みを理解したうえで行う必要があります。この点はサイト内の別のコラムでも詳しく触れています。

代車でテスラに「お試し」できます

当社のテスラModel Yは、代車としてもお使いいただけます。「EVやテスラが気になるけれど、いきなり買うのは不安」という方にとって、日常の足として数日乗ってみられるのは貴重な機会です。充電の手間、加速のフィーリング、そして今回ご紹介した乗り心地の対策の効果まで、ご自身の感覚で確かめていただけます。事故や故障の際の代車・修理対応については、事故対応の専用ページもあわせてご覧ください。

豆知識:本当にFSD(完全自動運転)は実現できるのか

ここからはテスラの豆知識です。テスラが目指すFSD(Full Self-Driving)は、いわば「人間と同じように、目(カメラ)で見て判断して走る」自動運転です。ここに、他メーカーとの大きな考え方の違いがあります。

多くのメーカーは、カメラに加えてLiDAR(ライダー:レーザーで距離を測るセンサー)やミリ波レーダーを併用し、複数のセンサーで周囲を立体的に把握しようとします。一方でテスラは、LiDARを使わず原則カメラだけで自動運転を実現しようとしている点が特徴的です。「人間は目だけで運転できるのだから、AIにも同じことができるはず」という設計思想だと一般に説明されています。

走行中の車のフロントガラス越しに前方の道路・歩行者・前走車をとらえた視点
テスラは原則カメラだけで前方の状況を把握しようとしています

ただし、カメラだけのアプローチには「人間の目と同じように苦手な状況がある」という課題もつきまといます。代表的なのが、逆光と雪道です。

逆光のとき、カメラはどう乗り越えるのか

夕方の西日や、トンネルの出口のような強い逆光では、カメラの映像が白飛びして前がよく見えなくなることがあります。これは人間の目でもまぶしくて見えづらい状況と同じです。これに対しては、次のような技術で補おうとしていると考えられています。

  • 明るさの異なる映像を組み合わせ、白飛び・黒つぶれを抑える画像処理(ハイダイナミックレンジ的な処理)
  • 一瞬見えなくなっても、直前までの映像から「そこに何があったか」をAIが推測して補完する
  • 膨大な過去の走行データで学習し、似た場面のパターンから状況を判断する

あくまで「人間が一瞬まぶしくても、状況を覚えていて慎重に運転を続ける」のに近い考え方です。完全に万能というわけではなく、難しい状況では速度を落とすなど安全側に振る設計が前提になります。

雪道のとき、過去データはどう生きるのか

雪道はさらに難所です。車線や道路の境界が雪で隠れ、カメラには「どこが道なのか」が映りにくくなります。ここで鍵になると言われているのが、世界中を走るテスラから集まる膨大な走行データです。

同じ場所を晴れた日に走ったときの記録や、多くの車が積み重ねた走行の軌跡を参照することで、「雪で見えなくても、おそらくこの辺りが道だ」とAIが推測する、という発想です。人間が「いつもの道だから雪でもなんとなく分かる」のと近い仕組みと言えます。とはいえ雪道は世界的にも自動運転の難所であり、現時点で完全に解決された技術ではない点は、誠実にお伝えしておきます。

EV・テスラのことは、実機を持つ整備工場へ

テスラは、知れば知るほど面白いクルマです。同時に、乗り心地の対策や電装の追加には、車両の仕組みを理解した対応が欠かせません。当社は実際にテスラModel Yを所有し、足回りのセッティングからアンビエントライトの施工まで、自分たちで試しながらノウハウを積み重ねています。

「テスラの乗り心地を良くしたい」「安心して電装を追加したい」「まずは代車で乗ってみたい」など、神奈川県二宮町周辺でEV・テスラのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。実際に対策を施した車両を持つ整備工場だからこそ、現実的なアドバイスができます。

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よくある質問

Q. テスラの乗り心地がばたつくのは故障ですか?

A. 故障ではなく、重い車体を支える硬めのサスペンションや大径ホイール・薄いタイヤなど、設計上の特性によるものです。ショックアブソーバーの見直しなどで、安定感を保ちつつ揺れの収まりを改善できます。

Q. テスラはなぜLiDARを使わずカメラだけで自動運転するのですか?

A. 「人間は目だけで運転できるのだから、AIにも同じことができるはず」という設計思想だと一般に説明されています。カメラ映像とAI、膨大な走行データを組み合わせて判断する考え方です。

Q. テスラを代車で借りることはできますか?

A. 当社(株式会社たま)はテスラModel Yを所有しており、代車としてもお使いいただけます。EVやテスラの購入を検討している方の“お試し”にも向いています。詳しくはお問い合わせください。

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