アライメントは「測定料+調整1か所ごとの料金」という店が多く、測ってズレていなくても測定料がかかるのが一般的です。なぜ測るだけで料金がかかるのか、相場の目安、総額で比べるための5つの質問、測る価値があるタイミングを整備工場が解説します。
タイヤが片側だけ減ってきた、ハンドルが少し斜めな気がする。アライメントを測ってもらおうと思って料金を調べると、「測定 16,500円」「調整 1か所 3,300円」のように書いてあって、結局いくらになるのか分からない。しかも、測ってズレていなかったら、その測定料は払い損になるのではないか。アライメントについて、いちばん多い疑問です。この記事では、なぜ測るだけでもお金がかかるのか、料金はどう組み立てられているのか、どう比べれば損をしないかを、神奈川県二宮町(小田原と平塚の間)の整備工場の立場で正直に説明します。
結論。測るだけでも料金がかかる店がほとんど
一般的なアライメントの料金は、「測定料」と「調整料」の2つでできています。測定料は、測った結果ズレていてもいなくてもかかり、公開されている料金を見る限り1万〜1.6万円前後が多い印象です。調整料は、ズレていた箇所を直すたびに足していく形で、1か所2千〜6千円程度の店が多く見られます。つまり、測ってズレがなければ測定料だけ、ズレていれば測定料に調整の箇所数分が足されます。店によって金額も、「1か所」をどう数えるかも違うので、あくまで目安として見てください。

なぜ測るだけで料金がかかるのか
アライメントの測定は、タイヤの空気圧を測るような簡単な作業ではありません。車を測定機に載せ、前輪をターンテーブル、後輪をスライドプレートに合わせ、4輪にセンサーやターゲットを取り付けて、ホイールの振れを補正してから測ります。ハンドルを固定し、トー(上から見た向き)、キャンバー(正面から見た傾き)、キャスター、スラスト角(後輪の向き)を数値で出して、メーカーの基準値と比べます。この工程に20〜30分かかり、測定機そのものも高価です(当社の設備は1,000万円を超えます)。この手間と設備は、結果がズレていてもいなくても同じなので、多くの店が測定料として受け取っています。仕組みとしては筋の通った料金です。

それでも「無駄になった」と感じやすい理由
料金としては筋が通っていても、頼む側からすると不安が2つ残ります。ひとつは「測ってもらって問題なかったら、お金が無駄になる」こと。もうひとつは「ズレていたら、何か所直されていくらになるのか分からない」ことです。調整できる箇所の数は車によって違い、前輪のトーだけの車もあれば、後輪のトーやキャンバーまで調整できる車もあります。その場で箇所数が決まるので、総額は測ってみるまで分かりません。この2つの不安が、アライメントを後回しにさせ、その間にタイヤの片減りが進む、ということがよく起きます。
比べるときは、2つの「総額」で見る
見出しの金額だけで比べると、測定料だけが書かれている店が安く見えます。比べるときは、次の2つの場面で、それぞれいくらになるかを見てください。ひとつは「測ったら問題がなかったとき」、もうひとつは「前後のトーなど、よくある調整をしたとき」です。この2つの総額がわかれば、店ごとの差がはっきりします。

予約の前には、次の5つを聞いておくと安心です。電話で聞いてはっきり答えてくれる店は、作業の説明も丁寧なことが多いです。

測る価値があるのはどんなとき?
正直に言うと、症状もなく、ぶつけた覚えも足回りを変えた覚えもない車を、頻繁に測る必要はありません。測る価値がはっきりあるのは、タイヤの片側だけが減る、車が片側に流れる、まっすぐ走るのにハンドルが斜め、といった症状があるとき。縁石や段差に強く当てたとき。車高調やリフトアップなどで車高を変えたときや、アームやタイロッドを交換したときです。新しいタイヤに替えるときに測るのも、片減りから新品を守る意味がありますが、症状がなければ必須ではありません。


症状ごとの原因の見分け方は、タイヤの片減りの原因、車が左に流れる原因、ハンドルのセンターがずれる原因の記事で詳しく説明しています。
当社が「基準値内なら0円」にしている理由
株式会社たまでは、上の2つの不安をなくすために料金を組み直しました。ハンドルのずれや片減りなどの症状や不安があってご来店いただき、John Bean製の測定機で測った結果、全項目がメーカー基準値内なら測定料は0円で、測定レポートをお渡しして終わりです。ズレていれば、作業前にどこがどれだけズレているかを数値でお見せし、やるかどうかを決めていただいてから調整します。料金は普通車 税込22,000円・軽自動車 税込19,800円で、測定と、純正の調整機構で合わせる範囲(前後のトーなど)の調整まで込みです。キャンバー調整式の車や、キャンバーボルトなど部品の追加が要る場合は別途お見積りで、これも作業前にお伝えします。数値は測定機とメーカーの基準値で決まるので、当社の判断で有料に変えることはできません。なお、この0円は症状や不安があって「ズレていれば直す」前提の方のためのもので、数値だけ知りたい場合は事前にご相談ください。
アライメントの料金と、ズレが車に何を起こすかを見る基準値内なら0円、調整は普通車 税込22,000円・軽 税込19,800円(測定とトー調整込み)。予約制、測定は20〜30分。まとめ。総額で比べて、症状があるときに測る
アライメントは、測るだけでも料金がかかるのが一般的で、それには設備と作業の手間という理由があります。損をしないためには、見出しの金額ではなく「問題がなかったとき」と「調整したとき」の2つの総額で比べ、症状や衝撃、足回りの変更があったときに測ることです。株式会社たま(神奈川県二宮町の認証工場)は、基準値内なら0円、ズレていれば一律の料金で、二宮・大磯・平塚・小田原・秦野のほか、藤沢方面や横浜・都内からもご来店いただいています。
よくある質問
Q. アライメントは測るだけでもお金がかかりますか?
A. 多くの店でかかります。測定料は測った結果ズレていてもいなくても発生し、公開料金を見る限り1万〜1.6万円前後が多い印象です。ズレていた場合は、調整1か所ごとに2千〜6千円程度が足される店が一般的です。当社は、症状があって来店し、測って全項目が基準値内なら0円です。
Q. アライメントを測ってズレていなかったら、お金の無駄になりますか?
A. 「ズレていない」と確かめられたこと自体には意味がありますが、症状もなく測ると、結果的に測定料だけ払うことになりがちです。症状や衝撃、足回りの変更があったときに測るのがおすすめです。当社のように、基準値内なら測定料がかからない店を選ぶ方法もあります。
Q. アライメントの料金を比べるときのポイントは?
A. 見出しの金額ではなく、「測ったら問題がなかったとき」と「前後のトーなど、よくある調整をしたとき」の2つの総額で比べることです。予約前に、測るだけの金額、調整の箇所数と単価、キャンバーの扱い、作業前に数値を見せてもらえるか、測定レポートをもらえるかを聞いておくと安心です。
